2026.07.31

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設備潤滑保全の人手不足をどう解決する?自動給油器で巡回点検を効率化する方法

設備潤滑保全の人手不足をどう解決する?自動給油器で巡回点検を効率化する方法

設備の潤滑保全は、担当者による巡回給脂が基本ですが、人手不足や高齢化により継続が難しくなっています。自動給油器を導入すると、給脂作業を機械が自動で行うため、巡回頻度を減らしながら潤滑不良を防げます。人手不足時代の保全体制を見直す手段の一つです。

この記事でわかること

  • 潤滑保全の現場で人手不足が深刻化している背景
  • 人による潤滑に依存した保全体制が抱える課題
  • 自動給油器が巡回点検・給脂作業をどう効率化するか

現在の給脂・巡回体制でお悩みの方へ

設備の潤滑ポイント数や現在の課題をお聞かせいただければ、状況に応じた潤滑方法をご提案します。

潤滑の課題を相談する
01

保全担当者の高齢化と採用難により、人による管理が限界を迎えつつあります

工場の設備は軸受やチェーンなど動く部分に定期的な給脂が必要です。これまで多くの現場では、保全担当者が巡回しながら手作業でグリースを補充する体制が当たり前でした。

しかし近年、ベテラン担当者の退職が進む一方で若手の採用は進まず、経験に頼ってきた巡回給脂そのものが難しくなってきています。

02

人による潤滑は担当者の経験や勤怠に依存するため、人員が減ると給脂漏れのリスクが高まります

巡回給脂は、担当者が決まった周期で現場を回り、経験にもとづいて給脂を行うことで成り立つ仕組みです。裏を返せば、担当者がいなければ機能しません。

異動や休暇、兼任が重なると巡回の間隔が空きやすく、給脂量やタイミングの判断も人によってばらつきが出がちです。人手不足の現場ではこうした構造的な課題が表面化しやすくなります。

手動で給脂する様子
03

給脂の遅れや不足は、摩耗や異音、最終的には設備停止につながる可能性があります

給脂が不足すると軸受などの回転部で摩擦が大きくなり摩耗が進みます。初期段階では異常が現れにくく、気づかないまま運転を続けてしまうことも少なくありません。

摩耗が進行すると異音や振動、発熱として症状が現れ、見逃すと部品の損傷や設備停止に至ることもあります。日々の小さな管理の積み重ねが結果として大きなトラブルを左右します。

04

自動給油器は潤滑作業を自動化する装置で、人手を介さず潤滑を継続できます

自動給油器とは、あらかじめ設定した周期と量にもとづいて、グリースを自動的に対象箇所へ送り出す装置です。人が巡回して給脂しなくても装置が代わりに作業を継続してくれます。

代表的なものにパルサールブのような電池式の自動給油器があります。配線工事が不要で対象箇所に取り付けるだけで稼働できるため、大掛かりな投資や工事の手間をかけずに導入しやすいのが特徴です。

担当者の経験や勘に頼っていた給脂量・タイミングを一定の設定値として管理できるようになり、潤滑管理の標準化にもつながります。ただし適した機種や設定条件は設備によって異なるため、メーカーや専門業者への相談をおすすめします。

パルサールブMSP

パルサールブによる自動化を検討中の方へ

配線工事が難しい設備でも導入しやすい電池式の自動給油器です。設置条件に応じたご提案が可能です。

自動給油器について相談する
05

給脂作業そのものを自動化することで、巡回の目的を給脂から状態確認へと切り替えられ、点検の効率化につながります

これまでの巡回点検では、給脂作業そのものに多くの時間が割かれてきました。自動給油器を導入することで、この作業を装置に任せられ、担当者が毎回グリースを補充する必要がなくなります。

結果として、巡回の目的は給脂することから状態を確認することへ変わります。異音や振動、残量の確認だけで済めば巡回時間は短くなり、限られた人員でも管理できる範囲が広がります。

06

自動給油器の導入検討では、潤滑の課題整理と設置条件の確認が重要です

導入検討では、まず現場の課題と設備条件を整理しておくと、機種選定や相談がスムーズになります。次の3つの観点で確認しておきましょう。

01今の潤滑作業の課題

  • 給脂作業にかかる工数
  • 高所・狭所での作業上の安全性
  • 人手不足による潤滑不足
  • 担当者ごとの潤滑精度のばらつき

02自動化に求める条件

  • 自動化にかけるコスト
  • 潤滑量の正確さ
  • 稼働状況の可視化
  • 無配線・工事工数の削減

03確認しておきたい設備条件

  • 潤滑ポイント数・潤滑対象物
  • 1ヵ所あたりの潤滑量/潤滑剤の種類・粘度
  • 配管距離・電気配線の可否
  • 周辺環境温度・常時振動の有無

これらの情報をあらかじめ整理しておくと、メーカーや専門業者への相談がスムーズになります。

よくある質問

自動給油器を導入すると、具体的にどのようなメリットがありますか?

給脂作業を機械が担うことで、担当者は状態確認や異常の早期発見に時間を割けるようになります。給脂量やタイミングが一定になり潤滑管理が標準化されるほか、電池式で配線工事が不要なタイプなら工事費用や工数をかけずに導入できます。

自動給油器を導入すれば巡回点検は完全に不要になりますか?

完全に不要になるわけではありません。給脂作業は装置が担いますが、残量確認や異音・振動といった状態確認は引き続き必要です。給脂のための巡回が不要になる分、点検の時間や頻度は軽減しやすくなります。

自動給油器はどんな設備にも取り付けられますか?

潤滑ポイント数、周辺環境、配線可否などによって適した機種は異なります。導入前に設備の条件を整理したうえで、メーカーや専門業者に相談することをおすすめします。

自動給油器の給脂周期はどうやって決めるのですか?

設備の稼働時間、使用環境、潤滑剤の種類などをもとに設定します。これまでの手動給脂の実績やメーカー推奨サイクルを参考に現場の状況に応じて調整します。