飲み会後のエチケット! お酒の臭い対策とは

liquor-smell

ついついハメをはずして飲みすぎてしまう飲み会。その翌日に、酒臭さが抜けなかった経験はないでしょうか? ときには自分で気づくほどの強い臭いとなり、仕事ではもちろんプライベートでも迷惑をかけてしまうケースがあります。大人のマナーとして、飲んだ日にできる臭い対策を知っておきましょう。

お酒の臭いの原因は「アセトアルデヒド」

飲みすぎた翌日にお酒の臭いがするのは、アルコールの分解によって発生するアセトアルデヒドという物質が原因です。アルコールをたくさん飲んで体内で処理しきれない場合、アルコールやアセトアルデヒドが血液中に残り臭いを発します。血液に含まれるアルコールやアセトアルデヒドは肺にも届くため、口臭として臭うことがあるのです。

また、血液中にアルコールやアセトアルデヒドが残っていると、全身から出る汗にも混じり、体臭にも影響します。血液中に残ってしまっている場合は、オーラルケアやブレスケアだけでは対処できません。体内でのアルコールの分解速度を早めて、できるだけ早くアルコールを体外に排出する必要があります。

アルコールの分解速度はお酒の量に比例する

アルコールを分解する速度は個人差が大きいですが、体重が60kg前後の成人男性がビール中びん1本(500ml)を飲んだ場合、アルコールは約3~4時間体内に残ると言われています。これを踏まえて500mlのビール中びんを2本飲むとすると、分解に必要な時間はおよそ6~7時間になります。

多量のアルコールを飲めば、当然その分解に時間がかかるため、深酒した翌日に口臭が気になる場合は、アルコールの分解が間に合っていない可能性が高いのです。

上述したように、アルコールの分解速度は個人差があるものなので一概には言い切れませんが、分解速度の目安を知っておくことは重要です。飲み会に参加するときは、自分なりの飲酒の量をあらかじめ決めておくと良いでしょう。

お酒を飲んだ後にできる3つの口臭、体臭対策

アルコールを多量に飲んでしまったときに試したい、3つの消臭対策をチェックしましょう。

シャワーを浴びる

寝ているときにかいた汗をシャワーで洗い流すと、アルコール臭も一緒にやわらぐことがあります。また、血行が良くなるとアルコール排出速度が早くなるので、体内に残ったアルコールの分解を助けることができます。

ただし、血中のアルコール濃度が高くなっている飲酒直後にシャワーを浴びると、血液が筋肉まで分散してしまい、アルコールの代謝が遅れてしまいます。また、飲酒直後は足元がふらつくことがあるため、浴室で転倒する恐れがあるため避けたほうが賢明です。

りんごを食べる

りんごに含まれるポリフェノールは、消臭力が強い成分です。飲んだ後は皮ごと食べるようにしましょう。もし翌朝の口臭が気になるなら、100%のりんごジュースを1杯飲んでみてください。口の中がすっきりして、二日酔い解消も期待できます。

消臭タブレットを食べる

お酒の臭いを抑えるには、タブレットが効果的です。飲み会が終わったら、消臭効果が期待できるタブレットをすぐに食べるようにしましょう。翌日には、その効果を実感できるはずです。

自分で気づくほど強い口臭であれば、当然周りの人にもその臭いは気づかれやすいです。飲み会の翌日にひどい臭いを発して周りに迷惑をかけないように、アルコールとの付き合い方をマスターしておきましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする